日本環境変異原ゲノム学会第53回大会(岡山)日本環境変異原ゲノム学会第53回大会(岡山)

変異原性QSAR ワークショップ 2024

QSAR WS 2024のご案内

 2024年変異原性QSARワークショップ(WS)は、日本環境変異原ゲノム学会(JEMS)第53回大会のサテライトミーティングとして、対面およびweb配信のハイブリッド形式で開催します。対面の会場は、日本製薬工業協会後援を受けて、日本橋ライフサイエンスビル日本製薬工業協会の会議室で行います。当WSは、二部構成で行い、第1部ではNaomi Kruhlak 博士(FDA 医薬品評価研究センター)や臼井 一晃先生(昭和薬科大学)らを招聘して、業界・アカデミア・行政から見たニトロソアミン不純物関連トピックスをご講演いただき、第2部ではAmes 試験におけるQSARとexpert judgmentについて議論します。

 WS参加にはJEMS第53回大会の参加登録が必要です(https://www.jems2024.jp 事前参加登録10月11日まで)。12月7日-12月8日に就実大学で開催される大会では、QSARに関するシンポジウムやポスター発表もありますので、ぜひ大会のほうにも足をお運びください。


  1. 開催形式:第53回JEMS大会サテライトWS、対面およびweb配信
  2. 日時:12月4日(水)、13:00~17:00
  3. 場所:日本橋ライフサイエンスビル8F 会議室
    https://www.jpma.or.jp/about/access/index.html

※現地参加の希望の場合、会議室の収容人数の関係で先着順になる可能性がございます。 予めご容赦ください。また、WS開催後に意見情報を交換し、相互理解を深めるために会場近くのお店にて情報交換会を開催します(会費:約7,000円)。
現地参加可否および情報交換会のお支払方法は、後日、個別にご連絡いたします。

第1部 座長:橋本 清弘(武田薬品工業)、小山 直己(中外製薬)

13:00 - 13:10
変異原性QSARの現状と課題

三島 雅之(国立医薬品食品衛生研究所)

13:10 - 13:30
芳香族アミン変異原性予測の偽陽性低減のための、ニトレニウムイオン安定性に基づくローカルQSAR

武藤 重治(中外製薬)

13:30 - 14:00
The Carcinogenic Potency Categorization Approach (CPCA) for N-Nitrosamine Impurities

Naomi Kruhlak 博士(FDA 医薬品評価研究センター)

14:00 – 14:20
ニトロソアミン類の発がん性強度予測手法Carcinogenic Potency Categorization Approach (CPCA)の妥当性検証

井上 薫(国立医薬品食品衛生研究所)

14:20 - 14:40
ニトロソアミン類の代謝機構に基づく発がんリスク予測モデルの開発

臼井 一晃(昭和薬科大学)

14:40 - 15:00
ニトロソアミン化合物を例とした遺伝毒性発がん性不純物の許容値設定における課題

広瀬 明彦(一般財団法人化学物質評価研究機構)

第2部 座長:橋本 清弘(武田薬品工業)、小山 直己(中外製薬)

15:10 - 15:15
イントロダクション

小山 直己(中外製薬)

15:15 - 15:35
がん原性試験に基づいたAI設定の考慮点

橋本 清弘(武田薬品工業)

15:35 - 15:50
化学反応性に基づいた変異原性予測

長遠 裕介(富士フイルム富山化学)

15:50 - 16:05
Ames試験結果のエキスパート判断

小山 直己(中外製薬)

16:05 - 16:25
量子化学計算による芳香族ボロン酸化合物の変異原性予測

磯村 峰孝(エーザイ)

16:25 - 16:40
ニトロベンゼン化合物のAmes試験評価と変異原性予測

武藤 重治(中外製薬)

16:40 - 16:50
エキスパート判断の事例紹介

田村 慎司(小野薬品工業)

16:50 - 17:00
総合討論(Q&A)

閉会あいさつ

橋本 清弘(武田薬品工業)